
【美術の授業で大活躍】中学生向けの人気おすすめアクリル絵具9選
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【閉じる】中学美術の「アクリル絵具セット」にプラスα
中学校の美術で使われるアクリル絵具。学校指定の絵具セットを購入して使う場合が多いですが、使ってみて「色が物足りない」と感じたことはありませんか?アクリル絵具は水彩絵具に比べると不透明のため、色が絵具自体の発色に左右されてしまうという一面があります。「混色では出せない色を使いたい」と思ったときは、絵具の買い足しがおすすめです。
また、アクリル絵具は紙に絵を描くだけでなく、DIYの塗装用絵具としても使えます。物作りが好きな方ならなおのこと、学校の絵具セットだけでは物足りないのではないでしょうか?
そこで今回は、アクリル絵具の選び方やおすすめ商品をご紹介します。おすすめ商品欄は、種類・内容色・内容量・価格を基準に作成しました。購入を迷われている方はぜひ参考にしてみてください。
中学生向けアクリル絵具の選び方
一口に「アクリル絵具」といっても複数の種類があったり、メーカーによって内容が違ったりするので、どれを買えばよいのか迷ってしまいますよね。ここでは、中学生におすすめなアクリル絵具の選び方を解説します。
学校で指定されている内容をチェックしよう
中学校の絵具に追加で買い足す場合は、学校で決められている内容がないかどうかの確認が大切です。購入案内だけで判断が付かない場合は、学校の先生に確認を取っておくのがおすすめです。学校によっては「このメーカー以外はNG」と決められているところもあるので、確認してから購入するようにしましょう。
種類で選ぶ
アクリル絵具には、「透明タイプ」「ガッシュ(不透明)タイプ」「液状タイプ」の3種類が存在します。何を使っているかは学校によって異なるため、自分のアクリル絵具のタイプを確認してから買い足すようにしましょう。
透明タイプ
透明タイプのアクリル絵具は、速乾性・柔軟性に優れているのが特徴です。アクリルガッシュと区別して、単に「アクリル絵具」と呼ばれることもあります。
透明タイプの色味は、ガッシュタイプよりも透明度が高いので、塗りによる表現の幅が広がります。重ね塗りをすると、セロハンを重ねたときのように下の色が混ざって見えるので、絵具同士を直接混色した場合とはまた違った表現が可能です。
また透明タイプの場合は、「メディウム」という補助絵具と混ぜて使われることが多いです。中学生のうちは使わない可能性もありますが、授業でもっとよい作品を作りたいと思ったなら、メディウムとの併用をおすすめします。
ガッシュ(不透明)タイプ
文具店の絵具コーナーでもよく見かけられる「アクリルガッシュ」は、通常のアクリル絵具よりも顔料の比率が多く、不透明なアクリル絵具です。中学校で使われるアクリル絵具は、アクリルガッシュが多い傾向にあります。
透明タイプよりも色の濃度が濃く、ムラができにくいので、デザイン系の作品制作によく使われます。最近では、混色では出せないような蛍光系の色も販売されており、彩度の高い作品を作りたい方に大変おすすめです。
液状タイプ
アクリル絵具には、最初から液状にされているタイプもあります。平筆や刷毛で広い画面を塗りたい時に最適で、中学校では美術部などでよく使われるタイプです。通常のアクリル絵具よりも水分が多めなので、水彩画風の描き方もできます。課外で大きな作品を作りたいと考えている方は、検討してみてもよいでしょう。
色で選ぶ
文房具店や専門店なら単品で売られている場合もありますが、欲しい色が複数ある場合はセットで買う方がお得です。アクリル絵具をセットで購入する場合は、セット内容も確認したいもの。絵具の色の内容を見比べて、目的に合った絵具セットを購入しましょう。
ほとんどの絵具セットのパッケージには、色の数や内容が一目で分かるように記載されています。購入前にパッケージをよく見て、何色入っているのか、欲しい色はあるかなどを確認しましょう。また、写真で見られる色はあくまでイメージなので、単品で欲しい色がある場合はセットで購入するのではなく、事前に単品で購入し、試しておくのがおすすめです。
内容量で選ぶ
アクリル絵具の容量はさまざまで、中には歯磨き粉チューブと同じくらいの大容量な商品もあります。特定の色だけすぐ無くなってしまったり、使う量が多かったりする場合は、持ちがよい大容量のアクリル絵具がおすすめですよ。
基底材で選ぶ
自宅でDIYをするのにアクリル絵具を使う場合は、対応の基底材にも注視しましょう。木材や石を始め、プラスチックやガラス、金属などに描けるアクリル絵具も存在します。中には油性の塗料が含まれている関係で、そのアクリル絵具が不得意とする基底材もあるため注意が必要です。
価格で選ぶ
中学の授業で使うアクリル絵具なら、人によっては頻繁に買い足さなければならない可能性もあるため、より価格の安い商品を選ぶとよいでしょう。高級な絵具はその分発色もよかったりしますが、一度にたくさん使う場合は安価なものを選ぶのが無難です。
アクリル絵具のセットには、1,000円~2,500円程度の幅があります。中学生でも購入しやすいのは、1,000円~1,500円の絵具セットでしょう。2,000円を超える商品は質がよく、人気も高いですが、コスパがよいとはいえません。
また、アクリル絵具にはセットだけでなく、単色の大容量な商品も存在します。特に授業外では使わないけれども減りが早いという方は、よく使う色を単色で購入するのもおすすめですよ。
中学生向け人気おすすめアクリル絵具9選
ここではアクリル絵具の中から、特に中学生へおすすめの人気商品を5つセレクトしてご紹介します。内容色、絵具の特性、コスパといった観点から、中学生など初心者の方におすすめなアクリル絵具を選びました。初心者向けの透明アクリル絵具をお探しの方は、ぜひチェックしてくださいね。

ACRYLIC PAINT
単色使いにおすすめ!アクリル画に適した絵筆も付属
24色の豊富なカラーラインナップに加え、耐久性に優れたナイロン製の絵筆が6本も付属しているアクリル絵具セットです。予備として持っておくのはもちろん、普段お使いのセットに加えて使用してもよいでしょう。
Ohuhuのアクリル絵具は、顔料が均一でなめらかなのが特徴です。使用前は水に溶かしやすくなっており、乾けば一転して優れた耐水性を発揮します。色数が豊富なので、混色が苦手という方や、単色で絵具を使いたい方にもおすすめの一品です。また非毒性なので、中学生だけでなくお子様にもお使いいただけます。

アクリリックカラー スクールセット
ナチュラル系の色で混色しても濁りにくい
プロアーティストにも定評のある人気絵具メーカーのホルベインから、スクール向けの12色セットが発売されています。全113色の中から、初心者でも扱いやすい色を厳選。発色がよく、かつナチュラル系の色味なので、混色をしても濁りにくいのが特徴です。
マットなアクリルガッシュとは対称的に、ツヤのある透明感が魅力のアクリル絵具。顔料の濃度や安定性にもこだわった商品ですが、2,000円未満と中学生でも購入しやすく、おすすめの商品です。

リキテックス カラーセット レギュラータイプ
油彩風の作品を作りたい方に
アクリル絵具専門メーカーとして名高い、リキテックスのスクールカラーセットです。学校の授業でも使いやすい標準色が揃っており、中学生でも扱いやすいですよ。
リキテックスのアクリル絵具は硬めで盛りやすく、油彩画風の作品制作に向いています。水で溶かずに使用すると、ペインティングナイフで立体的なタッチを作ることも可能です。また通常通り水で多めに溶くことで、透明水彩風に描くこともできます。水量によってさまざまな描き方ができるのは、リキテックスならではの特徴です。

アクリリックカラーセット
混色見本付きで分かりやすい
海外絵具メーカーのPHOENIXにより、学生やアーティストに向けて作られたアクリル絵具です。鮮明な色からダーク系統の色まで揃った24色入りで、パッケージの裏には混色の例が分かりやすく記載されています。英語表記ですが、内容色を判別しやすいデザインなので、初心者におすすめの商品です。

アムステルダム アクリリックカラー
補充しやすい単色販売!大容量でコスパもGood
絵具の補充に最適な、アムステルダム発アクリル絵具の単色商品です。水彩のような表現から不透明でくっきりとした表現まで、多彩な表現ができます。1本につき120mlの大容量でありながら、1本1000円未満の良コスパなので、たっぷり使えるのも嬉しいですね。

TURNER ACRYL GOUACHE
鮮やかな発色とマットな質感
絵具メーカーの中でも定番で、学校教材に用いられる絵具としてもメジャーな、ターナー色彩発の不透明アクリル絵具です。ポスターカラーのように鮮明な発色で、ムラなくマットな質感に仕上がります。速乾性・耐水性にも優れ、抽象的な作品から具象的な作品まで、多岐にわたり幅広く使える絵具です。
色は12色と少なめですが、混色することでどのような色でも再現可能です。扱いやすい基本色が揃っており、初めてアクリル絵具を触る方にもおすすめ。絵具だけのセットでコンパクトなので、ロッカーなどの収納スペースも圧迫せず、予備としても役立ちます。

Acrylic Paints
ガラスやプラスチックにも描ける!コスパもお得
海外メーカーのShuttle Art製アクリル絵具です。多すぎず少なすぎない16色入りで、3本のペイントブラシも付属しています。日本製のアクリル絵具に比べ、洋色が多めの内容ですが、アクセントカラーにも使えておすすめですよ。
また安価ながら高品質で、中学生でも入手しやすく使いやすい絵具です。色があせにくいので、時間が経っても鮮やかな作品として残るのも嬉しいポイント。作った作品を大人になっても残しておきたい、という方にも人気の商品です。

サクラ アクリルガッシュ 12色
強い接着力と均一なツヤなし質感
有名な文具メーカー、サクラクレパス発のアクリルガッシュです。基本的な12色セットに加え、混色で頻繁に使うホワイトが2本入っているお得な商品ですよ。画面に対して接着力が強く、つるつるした金属やプラスチックにも描けます。
水やメディウムで溶いて使うこともできますが、こちらのアクリルガッシュはポスターのように不透明で、ツヤのないマットな質感が特徴。このマットさをより前面に出すには、ひび割れしない程度に少なめの水で溶いて使用するのがおすすめです。

アクリルガッシュ 12色
初心者でも扱いやすい児童向けのアクリルガッシュ
小学生から大人に渡るまで人気の文具メーカー、ぺんてる発のアクリル樹脂製不透明絵具です。色を表すマンセル記号付きで、初心者でも配色や混色がしやすいですよ。キャップ部分に再生PPを使うなど、環境にも配慮されています。
また基本の11色とともに、混色で減りがちなホワイトが2本入っているので、気兼ねなく混色を楽しめる点もおすすめポイントです。
よりアクリル絵具を使い込むなら「メディウム」もおすすめ
中学校の授業では、メディウムの使用を指定されることはほぼありません。しかしアクリル絵具は、メディウムを使うことで表現の幅が多彩に広がります。授業で他とひと味違った作品を作りたい方や、授業外でもアクリル絵具を楽しみたいという方は、メディウムとの併用をおすすめします。
下地に使われるもの、絵具にツヤを与えるもの、逆にツヤを消すもの、質感を変えるものなど、メディウムは非常に多種多様です。自分がやってみたい表現に合ったメディウムを探し、ぜひ使ってみてくださいね。
まとめ
中学生でも扱いやすいアクリル絵具・アクリルガッシュを選ぶポイントは、内容色・内容量・コスパです。中には絵筆付きのセット商品もあるので、「絵筆を買い換えるついでに絵具も入手したい」という方には、絵筆付きの絵具セットをおすすめします。またさらに突き詰めた作品を作っていきたい方は、メディウムの購入もぜひ検討してみてください。